あなたのストーリーを語ろう

人生は予期しない出来事だらけ。まるで予測不可能な旅のようです。全く予想外の出来事に直面したとき、自分の経験を理解する助けになるのがストーリーです。自分のストーリー(物語)を分かち合うことで、他の人に思いがけない気づきを与えることができるすばらしい力が、リーダーには与えられています。

教会開拓者と牧師の違い

教会開拓者のトレーニングを専門とするコーチである私は、新しく教会開拓を始めようとする人々から、以下のような似たようなコメントをよく聞くことがあります。

  • 「教会開拓の壁にぶつかっているような感じがします」  

  • 「教会開拓を始めた時はあんなにビジョンに満ちていたのに、今はなんだか方向を見失っています。なぜこうなったのでしょうか」

  • 「期待したような結果も出ず、疲れ切っています。このまま突き進む力も湧いてきません。どうしたらいいでしょうか」

既存の教会で成功を経験したリーダーたちは、教会開拓という嵐の中で混乱し、幻滅していることにふと気づく時があるでしょう。結果、多くの教会開拓は成熟するどころか、5年以内に消滅してしまうのです。教会開拓におけるこのような失敗率は教会開拓に携わる団体なら注目すべき大きな課題です。

牧師と聴衆 

ここ数年、私は米国内外の学生、牧師、信徒など、さまざまなグループを導いてきました。どれも同じワークショップで、第二サムエル記下11章(「ダビデとバテシバ」の物語)を三つの質問をもとに対話形式で進めていきます。同じ箇所を観察し質問をすることで、この章を理解する上で以下のような三つの側面が私たちにどのような影響を与えるのかを探っていきます。 

牧師の人生

牧師にとって、良い幕引きとはどんなものでしょうか。これは私が数年前、競技場で「賞」を得られるように走りなさいというパウロの勧め(1コリ9:24)について思い巡らしていた時に浮かんだ疑問です。牧師がいわゆるキリスト教界の 「殿堂入り」を果たすにはいくつものハードルがあるということでしょうか。改宗者や受洗者の数、経済的な成功などに基づいて与えられるポイントのようなものがあるのでしょうか。

想像を超える約束

これまでに彼の著書の邦訳を何冊か担当した私は、自分のことをまるで毎日劇場に足繁く通う人のようだと思ってきた。観客として最前列に座っているだけでなく、スタッフとして舞台袖に隠れて彼の稽古や演技を見たり、あるいは舞台裏で音響システムやスポットライトを必死にチェックしたりする。観客が舞台上で起こっていることを観てあんなにも息を呑み、ため息をつき、笑い声をあげ、にやりとし、あるいは涙を流すのはなぜなのだろう? それを理解するために私は文字通り劇場中を走り回ってきた。