CTCJのコーチングを受けて

City to Cityでは、主にインテンシブトレーニングに参加された方たちに、定期的なコーチングを提供しています。メンタリングでもカウンセリングでもない、このコーチングを体験されたお二人にお聞きしました。


ー自己紹介をお願いします。


C:クリスチャン・フライスレーベン、オーストリア出身です。6人家族で2016年の7月から日本に住んでいます。神様からの導きを感じて、2014年に妻のクラウディアと来日しました。クラウディアは両親がドイツ人宣教師で岐阜県育ちですから、ある種里帰りのようなものですね。2003年から2007年まで神学校で学びましたが、その前から私たちそれぞれにキリストの教会に仕え建て上げたいという願いはありました。オーストリア、ウィーンの教会でインターンシップを経験したのち、2008年に結婚、翌年から日本で短期宣教師として約1年間過ごしました。帰国してから約5年間は一般の職場で働きつつ奉仕する時期がありました。再び日本に派遣されることになり、準備としてクレイグ・オット氏の教会開拓の講義を受けたり、「センター・チャーチ」を読んだりして、都市に新しい教会を開拓することの重要性をますます意識するようになりました。名古屋の教会で副牧師を務め、2020年にCTCJのインテンシブに参加、2021年7月から横浜に住んでいます。神様がこの街に新しい教会を始めさせてくださるように祈っているところです。

P:パトリック・マギンティです。テキサス州ヒューストンの出身ですが、宣教師と牧師の子供として札幌で育ちました。大学の時にフルタイムの宣教師として日本に戻るようにとの神様からの導きを感じました。それからすぐに同じように日本への召命を感じていた妻と出会いました。ファイナンシャルプランナーとして数年働いた後、2017年横浜で教会開拓をする扉が開かれました。私たち夫婦には3人の男の子がいますが、末っ子は日本の養子縁組を通して迎えました。2つの教会開拓に関わった後、横浜の特に北部地域での福音中心の教会開拓に導かれました。2019年CTCAPインテンシブに参加し、トレーニングやその後のコーチングセッションでとても励まされました。2021年12月にクロス・コミュニティ・チャーチを設立、神様の恵みによって昨年末には開拓1周年を迎えたばかりです。

ーCTCJでコーチングをしていて気づいた教会開拓において「難しいこと」は何ですか?

C:私たちは当初、名古屋市に新しい教会を開拓する予定でしたが、COVID19の影響で多くの外国人家族が国外に出てしまい、子供が通っていた学校が閉鎖され、教会開拓もできなくなりました。教会を開拓するという私たちの新しい目標はしばらくの間、中断を余儀なくされました。

この時期に受けたコーチングセッションを通してできるようになったことは、自分の状況を振り返って受け入れる、また転居と新しい環境に慣れることに集中する、新しい街について調べ、私たちの人生の旅路において次に何があるのかを神様に尋ねることなどです。コーチは深い質問を投げかけてくれるので、私はすべてを支配し導いている神様を信頼し続けられました。また物事を急かさず、状況が変わっても私たちが働きを続けるために必要なステップを適切に踏むといった軌道修正ができるよう助けてもらいました。


P:私は実はコーチングを受けている期間、かなり大きな危機を経験していました。教会開拓の計画もすべて破たんし、日本を離れなければならないところだったんです。 その時、コーチが私のそばにいて、私のために祈り、私自身でさえ自分を信じられなくなっていたのに、信じ続けていてくれて本当に心強かったです。この時期に気づいた教会開拓において「難しいこと」は、私が想像していた以上に人が壊れていて罪深いということでした。また、人にとってどれだけ神が必要か、そして神の揺るぎない愛と優しさにも気づかされました。このプロセスの中で、同じような試練や困難に直面してきたコーチが一緒にいてくれて本当に励まされました。


ーCTCJのコーチングを受けたことは、あなたにとってどのような意味がありましたか?

C:CTCJのコーチングでは、私たちが教会開拓を準備する段階の枠組みや、定期的なチェック・考えるポイントに気づかされました。コーチングを受けることで、やるべきことに集中できましたし、さまざまな雑念にとらわれがちな場面でフォーカスするべきところに戻ることができました。


P:私にとってCTCJのコーチの存在は、常に励ましでした。それに人生やミニストリーの状況について、はっきりとした見通しを持つことができるようになりました。どんな問題でもコーチに相談すれば経験や知恵を得られる、という安心感もありました。教会のメンバーシップ、個人的なリーダーシップ、スモールグループ、他のリーダーの育成、トラブルメーカーへの対応など、個人的なテーマだけでなく実践的なテーマについてもコーチの助言を仰ぎました。コーチからの惜しみなく提供される資料、そして実用的で正直なフィードバックは、私が教会と家族のためにより賢明で健全な選択をするのに必要な視点を与えてくれたと思います。とても感謝しています。


ー特にどのような人にCTCJのコーチングを勧めたいですか? それはなぜですか?

C:新しい教会を始めたい人、既存の教会を活性化させたい人、改革をしたい人ですね。コーチングは、反省、修正、説明責任の場を提供してくれます。また教会開拓者や牧師、教会開拓と教会を神の御霊によって正しい方向に導くためのものです。自分一人では到底達成できるようなものではないですから。

P:日本で教会開拓をしようとしている人なら、誰でもCTCJのコーチを受けるべきだと思いますね。その理由? 教会のリーダーは深い孤独を感じることが多くて、リーダーシップの重荷を共有する場所が無いことに苦しんでいます。でもコーチがいるとそう感じる必要はないんです。リーダーの心の負担を軽くし、教会とまず自分自身の生活の中で福音が本当に豊かに実現できるような知恵と励ましが与えてくれるCTCJのコーチングを教会開拓者にぜひお勧めしたいです。

パトリック・マギンティ

2021年から横浜クロスコミュニティ教会(https://crossyokohama.com/team/patrick-mcginty/)の牧師および長老。アメリカのテキサス州生まれ、宣教師の両親のもと札幌育ち。妻のエレンも2017年から日本でフルタイムのミニストリーに従事。子供は3人、現在横浜市北部在住。

フルタイムで宣教に携わる前は公認ファイナンシャルプランナーとして5年間勤務。 楽しみは息子たちと公園で虫探し、読書、ヴォイパ、クロスフィット、ピアノ演奏など。


クリスチャン・フライスレーベン

オーストリア生まれ、16歳時に受洗、18歳で献身を決心。神学校を卒業後ウィーンの教会でのインターン、愛知県で短期宣教師の経験を経た後、母国で5年間IT関係の会社に勤務。その間に改めて日本宣教への使命を感じ2016年に家族と一緒にジャーマンアライアンスミッションの宣教師として来日。以来同盟福音基督教会(http://www.doumeifukuin.net/)の宣教師として活動。2021年に名古屋市から横浜市に転居。妻がナレーションのポッドキャスト「ワイフライフ」(https://www.youtube.com/watch?v=p-JpA_bWihQ)を配信する等、JFEC横浜の教会開拓に努めている。家族六人でにぎやかな毎日を過ごしながらイエスキリストの無条件の愛を多くの人に体験してほしいと願っている。