翻訳コーホートに参加して

CTCJでは、教会開拓者のための学びの機会を提供しています。代表的なものは隔年で開催される2週間の集中講座「インテンシブ」です。その後説教、祈り、コーチングなどさまざまなテーマで提供される「コーホート」があります。約6週間ほどオンラインや対面でワークショップ形式で行われます。昨年9月から今年2月まで全6回で行われた翻訳コーホート(オンライン)は、おもに開拓中の教会で翻訳や通訳の奉仕に従事している方たちを対象に開催されました。参加者の金田真依さんにお話をお聞きしました。

「ひとつの方法」

牧師は疲労困憊しています。私自身は毎週教会を導く立場にはありませんが、牧師と頻繁に会う機会があるのでどれだけ先生たちが疲れているかよくわかります。会衆の多くがあちこちに分散していて、中には教会へ戻ってくるのかわからない人もいます。コミュニティーとしてのまとまりがない場合、牧師は何に焦点を絞ればいいのかわからず困惑してしまいます。さらにさまざまな変化に対応するのに果たして自分が適しているかと不安になります。

福音中心的な文脈化(2)漫画「Naruto」の例

前回は、福音を自分自身の存在、人生、自分自身の『文化』にどう文脈化していくかを学びました。福音の贖いのストーリーの5つの要素(創造、堕落、贖い、刷新、そして完成)を自分自身に当てはめ、以下のような質問を問いかけながら、福音を適応してみました。

師匠を偲ぶ

師匠の訃報を聞いた。

私は一時期、この師匠から日本舞踊を習っていた。正確には賛美舞踊というこの師匠オリジナルの芸事だ。戦前、人形問屋が並ぶ下町から師範学校附属小に通い、歌舞伎や落語など古典芸能に親しみながらも、自由で実験的な発想を持ち合わせるこの師匠から私は多くを教わった。

福音中心的な文脈化(1)

福音中心的な文脈化(1)

『福音をどう日本人、また日本文化に適応させられるだろう? 福音を日本人に分かりやく理解できるよう伝えるには、どうしたらいいのだろう?』このテーマは、25年前、私がイギリスでクリスチャンになった時からずっと考えていたことでした。